ご挨拶


観光先進国の実現を目指す。

ヨーロッパを旅した人がしばしば羨ましく思うのが、各地の観光地や保養地における、昼間の顔とは別の「ナイトライフ」の充実です。夜の食事が終わった後、人々が着飾って社交場に集まり、ショーやダンスやギャンブルに興じる空間が準備されていることです。
わが国では、せっかく休暇を取って足を運んだ観光地に「ナイトライフ」を楽しませてくれる施設がなく、人々はその地に滞在することが少なく、地元への経済効果の点から考えても、大変勿体ないことです。
美しい自然、美味しい食べ物、歴史ある建造物など、豊富な観光資源に恵まれた日本では、日本人による国内旅行、世界中の人々による訪日観光によって賑わうためにも、観光地や保養地へより多くの魅力を加え、滞在時間を増やし、「また行ってみたくなる仕掛け」を整えることが大切です。
政府は、2016年6月「日本再興戦略2016」を閣議決定し、「観光立国の実現」への具体的施策として、IR推進法の整備に取り組み、同法は昨年末の臨時国会で成立しました。
観光は、我が国が力強い経済を取り戻すために極めて重要な成長分野です。我が国が日本人による国内観光や、訪日観光客4000万人を目指す時代には、IR推進法、そしてその後のIR実施法の制定が大きな役割を果たすものと期待されます。
さて、ここで私が考えるカジノは、ラスベガスやマカオ等にある巨大なカジノではなく、ヨーロッパ諸国に見られる保養地や温泉地のような後背地の中にあって、社交空間となっており、ショーやダンスのような楽しみの一環としてギャンブルも楽しめる手頃な規模の施設です。
私は、このスタイルの施設を従来のカジノと峻別して「カッシーノ」と呼んでいます。IR推進法が成立した今、観光立国を目指す我が国に多数必要な「カッシーノ」施設を地方創生の「起爆剤」としましょう。

一般社団法人 笹川経済支援機構
代表理事 笹 川 能 孝